大阪市天王寺区は大阪平野の中央にある上町台地のほぼ真ん中に位置し、北には大阪城、南には住吉大社があります。
歴史も古く、縄文時代から多くの人々が集う政治経済の中心だったと言われています。
現在では200ほどの社寺があり、さまざまな名所旧跡のある歴史と伝統のある街並みも残っています。
この記事では、大阪市天王寺区でも有名な浄土宗のお寺である一心寺の概要やポイントについてご紹介します。
大阪市天王寺区にある「一心寺」の概要
大阪市天王寺区には全国的にも有名な四天王寺という寺院があり、一心寺はその裏に位置します。
一心寺の特徴は、宗教や宗派にこだわらず無宗教にも対応しており、お墓のない方やお墓に後継者がいないなどあらゆる方に応じてくれることが特徴です。
また、一心寺は浄土宗の寺院で文治(ぶんじ)元年に法然上人が四天王寺西門の西側に草庵を作ったのが最初とされています。
後白河天皇は、沈む夕日を見ながら念仏を唱えて極楽浄土を願う日想観という修行をおこなったとも伝えられています。
今の境内地は、豊臣秀吉の妻である高台院より授けられたもので、大坂冬の陣・夏の陣では家康公の本陣が置かれていたことでも有名です。
一心寺の概要は、以下のとおりです。
●所在地:大阪市天王寺区逢坂2-8-69
●開講時間:9:00~16:00
●定休日:年中無休
●アクセス方法:JR天王寺駅・近鉄阿部野橋駅・地下鉄御堂筋線天王寺駅・地下鉄谷町線天王寺駅より徒歩15分、地下鉄堺筋線恵美須町駅より徒歩8分、谷町線四天王寺夕陽ヶ丘駅より徒歩12分
●駐車場:なし
一心寺の特徴
一心寺は、歴史が長い中第二次世界大戦でほとんどが消失してしまいしたが、戦後に再建されてます。
境内では、近代建築の間に古い建物も残されており、他では見られない景色です。
納骨堂は、火葬された骨で作られた「お骨佛様」が特徴的で、宗派を問わず多くの方が納骨に訪れています。
他のお寺でも骨仏を作っているところもあるようですが、とくに知られています。
明治20年に約5万体の骨仏を作り、以降10年ごとに1体作られています。
今までに12体の仏像が作られ、納骨堂には戦後の6体が安置されています。
そして境内には、徳川四天王の一人である本多忠勝の次男の本多忠朝の墓があります。
冬の陣でお酒を飲んでいたことが原因で、敵の猛攻に遭って敗退してしまい徳川家康にとがめられてしまいますが、夏の陣で雪辱を果たすべく戦ったものの討死してしまいます。
このような逸話から、酒封じとして禁酒したい方が多くお参りにくるようです。
また建築家でもある住職が、設計に携わっている日想殿や山門も目を引きます。
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まとめ
大阪市天王寺区は歴史や文化だけでなく、JRや大阪メトロなど各線が張り巡らされているターミナルがあり、都市として更新をし続けている街です。
教育や医療の施設も数多くあり、若い世代からシニアの世代まで幅広く安心して豊かに暮らせるバランスの取れた環境が魅力です。
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