大阪市阿倍野区で新しいお住まいをお考えの方、近くに阿倍野神社があるのをご存じですか？
元は武将の北畠顕家が足利軍と戦った古戦場ですが、現在では年中行事も多くおこなわれ、さまざまなご利益を求める地元の方に愛される由緒正しき神社です。
今回は、大阪市阿倍野区の阿倍野神社の概要や祭事についてご紹介します。
阿倍野区にある阿倍野神社の概要
阿倍野神社は鎌倉時代から南北朝時代に活躍した武将の北畠顕家と足利軍が戦ったことで知られる場所で、境内に顕家のものとされる墓碑があります。
功績を知る地元の方々が顕家公をお祀りするための運動が起こり、事態を知った明治政府が顕家とその父、親房を祀ることを決めました。
明治15年に創建が決まり、明治20年に社殿が竣工されました。
建武の繁栄に深く関わった天皇や皇子、忠義を貫いた武士を祀る建武中興十五社のひとつとしても知られています。
北畠顕家の父である親房は村上天皇の王子の血筋を引いていて、当時の貴族と肩を並べるほど学識が高かったようで、親王の養育にも携わっていました。
足利尊氏に攻められた京都を回復させるために尽力、戦いのなか歴史と伝統を書に記し多くの人に影響を与えます。
息子の顕家は父とともに親王を奉じて建武の新政で陸奥へ下向すると、たちまち民衆の心を掴みました。
その後足利尊氏による謀反を制圧し鎮守大将軍となってからも、幾度となく攻めてくる足利軍と戦を繰り返します。
最期の地となった阿倍野区にある阿倍野神社は、京都を守るため善戦した顕家が眠る由緒ある神社なのです。
阿倍野区にある阿倍野神社でおこなわれる祭事
阿倍野区の阿倍野神社では1年を通してたくさんの祭事がおこなわれています。
1月1日におこなわれる歳旦祭は、無事に新年を迎えられたことを神様に感謝し、新たな年の無事を祈るお祭りです。
2月の節分祭では汚れや悪心を取り除き、身を清めて吉をもたらすためのお祓いをします。
4月には桜祭りのほか、初めて干支が一周する13歳を迎えた方が学力と知恵を授かるようにと願いが込められた十三参りもあります。
9月には芸の上達をお祈りする、諸芸上達の神を祀った旗上芸能稲荷社でのお祭りもあります。
そのほか毎月1日に月首祭、18日と22日には御本社月次祭、22日には御旅所奥津城祭もあります。
社頭祈祷では七五三参りや厄祓い、挙式をされる方は100年以上の歴史ある本殿での神前挙式も叶います。
また地鎮祭や上棟祭、開所式などの出張祭典もおこなっています。
●所在地：大阪府大阪市阿倍野区北畠3-7-20
●アクセス方法：阪堺電気軌道上町線「姫松」駅より西へ徒歩約10分
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まとめ
今回は、阿倍野区の阿倍野神社について概要やおこなわれている祭事をご紹介しました。
京都を守るため足利尊氏と対峙し幾度も激しく戦った北畠顕家を祀る、100年以上もの歴史を持つ阿倍野神社では、年中通して祭事がおこなわれています。
まずは無事に暮らしていけるようお参りしてみてはいかがでしょうか。
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